秋は花粉症による肌荒れがツライ…原因と適切なケア方法とは?

この記事はこんな人に読んでほしい
  • 秋は花粉症による肌荒れがツライ…どうにかしたい!
  • そもそも花粉症で肌が荒れる原因って?
  • 適切なケア方法を知りたい

春先になると、多くの人が花粉症によるくしゃみや目の痒みに悩まされます。しかしそれに加え、実は秋も花粉がたくさん舞う季節なんです。

そこで今回は、秋の花粉症による肌荒れについて詳しく解説。そもそもの原因をはじめ、今日からはじめたい最適なケアをご紹介していきます!

基本|花粉症がツライ原因とは…?

秋の花粉症が辛い原因はズバリ、バリア機能の低下にあります。

というのも秋の肌は夏の紫外線ダメージが蓄積している上、気温や湿度の低下で乾燥しやすくなっており、とても不安定な状態なんです。

このような’’揺らぎ’’の時期はいつもよりもバリア機能が弱り、肌に花粉が入り込みやすく些細なきっかけで肌トラブルを引き起こします。特にアレルギー体質の人やアトピー肌さんは、少しの刺激でも肌に痒みが生じたりすることも多いでしょう。

症状|こんな肌トラブルに要注意!

ケアをする前に、現状の肌の状況を理解しておくことが大切です。こちらで具体的な症状をいくつかみておきましょう!

  • まぶたや頬を中心に、赤みが出てカサカサしている
  • 目、頬、鼻、首など露出の多い部分に症状が出ている
  • 肌に痒みが伴い、腫れたり炎症を起こしたりしている
  • 患部が全体的に乾燥気味になっている
  • 化粧品やメイク用品が急に肌に合わなくなる
  • 顔に何かをつけるとピリピリする

花粉症による肌荒れは膿んだり水分を含んだりせず、基本的に乾燥しているのがひとつの特徴です。そしてこれらの症状は、特に若い女性に多く見られる傾向にあります。

少しでも肌に変化が現れたら、悪化する前に迅速なケアをするよう心がけてくださいね。

対策|今日から試したい丁寧なケア方法

家に花粉を持ち込まないよう徹底する

いちばん有効な花粉対策は、家に花粉を持ち込まないように徹底すること!家に入る前に髪や服についた花粉を払い、帰宅したらすぐに手洗いうがいをしましょう。ササッとシャワーを浴びたりお風呂に入るのもおすすめです。

注意
また、花粉がつきやすいウールやフリース素材の衣類を着る際も注意してください。特にアウターは、花粉を落としやすいナイロンやポリエステルなど化学繊維のもが◎

時間帯や場所を決めて行動

家に持ち込まないという点に加え、花粉に近づかないというのも対策のひとつです。

というのも、秋に舞う花粉の正体は稲穂のようなイネ科の植物やブタクサ、ヨモギなどの花粉がメイン。そしてこのような草木は街や公園の至る所に生息しているのが特徴です。

集中して花粉が舞うと予想できる風の強い日は、植物の多い場所へ行くのを控えるのがベターでしょう。出かける際にも、室内なら快適に過ごせるはずです。


低刺激のスキンケアアイテムを使う

アレルギー体質の人はこの時期、特に肌がピリピリとするはず。このような症状がある場合は、できるだけすぐに低刺激タイプのアイテムに切り替えましょう。

保湿重視のものを選び、夏の紫外線や秋の乾燥した空気で弱った肌にしっかり潤いをチャージする意識を持つのが大切です。


規則正しい生活でバリア機能を整える

スキンケアや帰宅前後の行動に気を遣えたら、あとは生活習慣を整えれば完璧。良質な睡眠や適度な運動で、体のバリア機能を正常にしつつ血行も促進しましょう!

両者が十分に備わっていると、より乾燥や寒さが厳しくなる冬に負けない体・肌作りを目指せますよ。


食生活にも気遣えるとベター

最後に、花粉症を根本から改善していくには、食生活で内側から体を整えることも大切です。特に肌荒れに大きな影響を与える腸内環境に関しては、他の季節以上に気を遣っていく必要があります。

まずは、胃腸を温めるような食生活を心がけるだけでも心持ちが変わってくるはず。飲み物や水分補給にも気を配りスムーズな排泄を促し、体に毒素をためない健康的な腸内環境を作ってくださいね!

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注意|肌荒れが改善しない場合は医療機関へ

対策をしていてもなかなか肌荒れが改善されない場合は、より悪化する前に皮膚科に相談しましょう。まずは塗り薬や飲み薬などでグッと炎症をおさえることで、その後の治療や暮らしがとても楽になります。

季節によって適切な肌荒れケアを心がけて

春と秋でそれぞれ違う花粉の正体。どちらもかなり辛いものですが、自暴自棄にならず毎日丁寧なケアを積み重ねましょう。体が整ってバリア機能が高まってくると、次第に肌荒れも改善するはず!まずは本記事を参考に、できることから始めてみてくださいね。