【Vol.31】ホームページ作成して、ネット広告とSNSを活用する

このページで勉強できること…
  1. ロゴを決める
  2. ホームページの作成
  3. SNSの活用方法
  4. Googleマイビジネス

美容師として独立開業し、美容室オーナーになるまでに必要なこと、知っておきたいことをまとめたこの連載も今回で第31回です。

今回は「ホームページ作成・ネット広告」について解説いたします。

前回、美容室の宣伝方法はオンラインとオフラインがあるとお話ししました。

【Vol.30】宣伝・広告の手段と使い分け

今回はその中でもオンラインの宣伝について、実際の使用方法を解説いたします。

1.ロゴを決める

お店のイメージを、強く印象付けることができるデザインロゴ。お店のシンボルともいえるロゴは多くの方に認知してもらうためにも長く使い続けたいものです。

まだお店のロゴを作っていない場合は、オンラインでの宣伝を始める前に作りましょう。ホームページであったり、SNSでも活用できます。

ロゴを作るのであれば、プロの業者に依頼すると高額ですので、安く抑えたい場合は「ココナラ」がおすすめです。
MEMO
ココナラは一人ひとりの「得意(経験・知識・スキル)」を気軽に売り買いできるオンラインのスキルマーケットです。デザインやサイト制作、動画編集など、いろいろな分野にわたりそれぞれのスキルをいかして仕事を提供、依頼できるオンラインサイトです。

出品しているサービスの数が多いのがこのサイトの特徴で、いろいろな出品者を比較して依頼できます。業者に比べて安く依頼できたり、サイト内で依頼・連絡・決済まで完結できるのがメリットです。

実際の料金は、1万円~2万円程度となっています。

参考 ココナラ公式HP

2.ホームページの作成

まずはじめに、ホームページの必要性について少し触れていきます。

ホームページは必要?

宣伝・広告としてよく使われる美容室予約サイト(ホットペッパービューティー、楽天ビューティー)に比べて、ホームページでの宣伝は多くのメリットがあります。

美容室予約サイトは確かに知名度があり多くのユーザーを抱えている事に加え、美容室の基本情報を簡単に参照できますし、そこから予約をすることもできます。

しかし…

「美容室の雰囲気がわかる情報」や「スタッフの情報」など、実際にお客様が必要としている情報が不足しています。写真を載せることはできても、枚数や大きさに制限があったり、スタッフ紹介の部分もあまりボリュームを持たせることができず、人柄などが伝わりにくいです。

それに比べて、ホームページは自由に構成できるので、他のお店と差別化を図りやすく自店のおすすめポイントを伝えやすいです。また、ホームページの構成でお店の雰囲気やスタッフの雰囲気が分かりやすいので、初めて来店するお客様の不安を取り除けます。

実際、予約サイトだけでは知ることのできない情報を求めてホームページにたどり着くお客様が多いのも事実です。

お客様の必要としているホームページを作ることができれば、予約サイトやSNSと連動してより多くの集客を期待できるのです。

ホームページの作り方

ホームページを作る方法は「①外部に依頼する」「②自分で作る」かの2つです。

①ホームページ作成を外部に依頼する

ホームページを外部発注する場合も2つの選択肢があり、「ホームページ制作会社に依頼する」「クラウドソーシングを利用して個人に依頼する」かのどちらかです。

ホームページ制作会社に依頼する場合は、おおよその価格帯は5万円から100万円ほどです。それにプラスでランニングコストがかかる場合が多いです。

さらに、予約や決済機能などいろいろな機能を持たせることもできますが、その分、費用は高額になります。

料金システムは会社によって様々で、「製作費(初期費用)+運用費(月額)」「製作費(初期費用)+年間更新費用」「月額料金のみ」などいろいろな支払方法があります。

自店舗の予算に合わせて慎重に選びましょう。

実際に制作会社を選ぶ際に気をつけたいポイントを挙げておきます。

  • 美容室サイトの制作実績
  • デザイン力
  • スマホ対応ができるか
  • 価格帯

制作会社は1万社ほどあるので、ポイントを抑えて、慎重に選ぶ必要があります。


クラウドソーシングを利用して個人に依頼する場合は、「クラウドワークス」や、ロゴの制作でも紹介した「ココナラ」がおすすめです。

直接個人に依頼する場合は、いきなり連絡が取れなくなるような不安がありますが、クラウドソーシングを利用して依頼することで、トラブルなどが起きたときにもクラウドソーシングのスタッフが仲介として入ってくれるので安心して利用できます。

基本的には業者に頼むよりも安価で依頼できます。また、直接コミュニケーションが取れるのでホームページのイメージなどを細かく相談でき、融通が利きやすいのがメリットです。

②ホームページを自分で作る

自分で作る場合、1番のメリットは「費用がかからないこと」です。サーバーをレンタルしたりするのにランニングコストが多少かかる場合もありますが、外部発注に比べると圧倒的に安くできます。

ホームページを作ることは難しく思われがちですが、最近ではワードプレスなどのソフトウェアを利用することで、初心者でもある程度勉強すれば思っているよりも簡単に作ることができるようになりました。

MEMO
ワードプレスではテンプレート(テーマ)もあるので、少し独学すれば思っているよりも簡単に扱えます。時間と手間こそかかりますが、自分で作成からやることで理解も深まり、集客対策により一層力をいれて取り組めることでしょう。

実際のホームページのつくり方に関しては「HP自作コム」というサイトで詳しく解説されていますので、ぜひご参照ください。

参考 美容院ホームページを自分で作成する方法HP自作コム

おすすめのホームページの紹介

実際にホームページを運用されている美容室のなかで、おすすめのホームページを3つ紹介します。外部に依頼する場合でも、自分で作る場合でも参考にして下さい。

まず1つ目は、東京を中心にした関東地域に展開している「ALBUM」という美容室です。

こちらのホームページは、無駄のない洗練されたデザインです。ホームページを開いた際に、ヘアメイクされた画像が数枚表示され、この美容室に行けばこうなれるというのが一目で分かります。また、メディアにも取り上げられる美容室なので、そういった強みを上手くアピールしたホームページになっています。


2つ目は、表参道にお店をかまえる「i+toe」という美容室です。

こちらのホームページは、グレーで統一感のある作りでスタイリッシュな印象です。横書きのホームページの中に縦書きでお店のコンセプトを書き出しているのが特徴的です。

このサイトは気になる見出しのコラムが多く掲載されており、このサイト1つで美容情報や東京のグルメ情報など、多くの情報を知ることができるので、毎日見たくなるホームページです。


3つ目は、京都にある「ラムネ」という美容室です。

こちらの美容室は個性的なスタイリストとこだわりの内装が特徴の美容室です。

ホームページにも個性が出ており、おしゃれな内装とイラストを組み合わせたデザインになっています。見ているだけで行ってみたいと思わせるようなホームページです。

ホームページの作成ができたら、そこに誘導するためにもSNSで宣伝をしましょう。オンラインでの宣伝は組み合わせることでより効果を得られます。

3.SNSの活用方法

インターネット上で気軽に美容室が調べられるようになった現代で、「SNS」は宣伝ツールとしてもよく使われています。多くの人が普段から利用している「SNS」で発信することで集客効果が期待できます。

では、SNSごとに分けて解説していきます。

Instagram

InstagramはほかのSNSと異なり、写真や動画がメインです。施術後の仕上がりや美容室の雰囲気が伝わりやすいので美容業界と相性の良いSNSです。

Instagramで発信するべきことは5つあります。

  • ヘアスタイル紹介
  • スタッフ紹介
  • 店内の紹介
  • 新サービス、新商品のPR
  • お役立ち情報

①ヘアスタイルの紹介

ヘアスタイルは写真で投稿することで、技術力のアピールにもなりますし、お店の得意とするカットやカラーを知ってもらうことができます。

②スタッフ紹介

あえて堅苦しくせず、性格や趣味など人柄が伝わりやすい内容のほうがよいです。個人的なニュースや日記などがあっても親近感を与えられるでしょう。

③店内の紹介

おしゃれな店内の雰囲気を発信することで集客効果を期待できます。全く知らない場所に行くのは不安なことなので、店内全体が分かる写真が数枚あるとよいでしょう。

④新サービス、新商品のPR

新サービス、新商品のPRは店内だけに限らず、SNSで宣伝するのが効果的です。概要を解説するだけではなく、実際の使い心地やどんな人におすすめなのかを宣伝するようにしましょう。

ただ、ふつうに宣伝するだけではなく、下記で解説する「お役立ち情報」と絡めることで、自然にPRすることができます。

⑤お役立ち情報

お役立ち情報の発信は、美容室にファンがつく大きなきっかけになります。特におすすめなのが、「お悩み改善」や「セルフアレンジ」です。

髪に関する”悩み”を解決するために美容室を探している人は多くいるので、”悩み”に寄り添った情報を掲載することで、集客効果を期待できます。また、それに絡めて新商品をPRしてもよいです。

お役立ち情報を発信していくことは、集客効果アップには必要不可欠な項目といえます。

実際にInstagramを運営している美容室をいくつか紹介します。

◎Instagramを運営している事例紹介

今回は3店舗紹介いたします。

まず1つ目は、ホームページの作成でも紹介した「ALBUM」です。

「ALBUM」はオンライン集客に力を入れている美容室で、ホームページとともにInstagramも美容業界トップレベルの人気です。

こちらのInstagramはお悩み改善の情報が多く投稿されているのが特徴で、動画で分かりやすく解説されています。今回紹介するInstagramの中でも特に学べるポイントがたくさんある美容室です。


2つ目は、東京、大阪に展開している「OCEAN TOKYO」です。

「OCEAN TOKYO」はメンズカットが有名な人気美容室です。InstagramなどのSNSで人気が出たといっても過言ではないでしょう。

こちらの美容室は、美容グッズに限らずいろいろな商品を販売していたり、YouTubeにも力を入れているので、そういった情報をInstagramでも発信しています。

Twitter、Facebook

Twitter、Facebookは若年層に限らず、幅広い年代のユーザーが利用しているSNSです。

特にTwitter、Facebookで力を入れるべきは、お役立ち情報です。SNSではためになる情報は拡散されやすいので、自店舗のターゲット層に向けた情報を多く投稿しましょう。

SNSは、宣伝目的だけではなく、お客様とのコミュニケーションの場になったり、営業時間の変更などの情報共有をする場にもなるので、集客以外にも役に立ちます。

4.Googleマイビジネス

Googleマイビジネスとは「Google検索」や 「Googleマップ」など、さまざまな Googleサービス上にビジネスや組織などの情報を表示 / 管理するための使いやすい無料ツールです。

Googleマップを使用して美容室を探す人は多くいます。理由は、「家から近いから」など美容室の場所を重視してお店を決める人が多いからです。

Googleマイビジネスに登録しておくことでGoogleマップに表示されるようになるので、登録しておきましょう。無料でできます。

また、Googleマイビジネスには住所、電話番号、営業時間などの基本的な情報に加え、様々な機能が備わっています。キャンペーンやクーポンのお知らせができたり、予約フォームとして利用することも可能です。

詳しいGoogleマイビジネスの登録方法はMEO Blogさんのほうで紹介されています。

参考 Googleマイビジネスの登録方法|初めてでも簡単にできる!MEO Blog

今回は「ホームページ作成・ネット広告」について解説いたしました。ポイントをまとめておきましょう。

まとめ
  • ロゴを作るなら「ココナラ」、料金は1万~2万程度
  • ホームページを外部に依頼する場合、業者かクラウドソーシングを利用して個人に依頼する方法がある
  • 自分でホームページを作る場合、ワードプレスなどを使うことで、思っているよりも簡単にはじめられる
  • Instagramではヘアスタイルやスタッフの紹介に加えて、お役立ち情報を発信することがフォロワーを増やす鍵である

次回は「オフラインの広告・宣伝」について解説していきます。

この連載があなたの美容室開業の助けになれば嬉しく思います。