くすみの原因となり、顔の印象を暗くしてしまう色素沈着。一度できてしまうとなかなか治らず、お困りの方も多いのではないでしょうか?
今回は、そんな肌のくすみを改善する方法を詳しくご紹介します。併せて予防方法やおすすめの市販美容液もまとめました。ぜひ参考にしてみてくださいね!
そもそも『色素沈着』とは?
色素沈着とは、メラニン色素の増加により皮膚の一部が濃くなることを言います。
通常メラニン色素はターンオーバーによって排泄されていくため、皮膚の表面に現れることはありません。しかしこのメカニズムが崩れたり乱れたりすると、部分的に肌の中に色素が滞った状態に。するとターンオーバーで排出されなかったメラニンが皮膚の表面に現れ、肌をくすませてしまうのです。
色素沈着の主な2つの原因
色素沈着が起こる最大の原因が、摩擦や刺激によるものだと言われています。中でも衣服や下着の締め付け、カミソリや毛抜きを使った自己流のムダ毛処理、体を洗う際に使うブラシやタオルなどは、肌に大きな負担をかけてしまうことも。
その他まぶたを擦るなど、肌に直接刺激を与える行為もくすみやシミの原因です。
ニキビによる炎症はもちろん、ニキビを潰すのも色素沈着を引き起こす要因のひとつ。また、肌が荒れてしまった時の傷跡も、後々シミになって現れることが多々あります。
合わない化粧品やアレルギー反応などの予期せぬ出来事が色素沈着に繋がってしまうこともあるんです。
色素沈着を治す方法|セルフケア編
ではこちらから、色素沈着を治す方法を解説していきます。まず紹介するセルフケアは予防にも効果的♩年齢に関わらず、ぜひ日常生活に取り入れてみてください。
基礎化粧品を変える
まだ軽度の場合をはじめ、予防の段階なら基礎化粧品を見直すだけで色素沈着が改善に向かうことも!中でも化粧水や美容液は、ビタミンCがたっぷりと配合されたものがおすすめです。朝晩の習慣にすることで、日常的なケアが叶いますよ。
また、ビタミンC内服薬やハイドロキノンなどの市販薬を併用して使うことで、改善を速める効果が期待できます。
日焼け対策をしっかりと
色素沈着部分に紫外線が当たると、日焼けを起こして余計シミが目立ってしまいます。日焼けしたシミはかなり消えにくくなってしまうので、日頃から日焼け対策には力を入れましょう。
規則正しい生活を心がける
肌のターンオーバーを促すためにも、規則正しい生活がベースにあると◎。十分な睡眠はもちろん、しっかりと栄養のある食事を摂るのも大切です。
色素沈着を治す方法|クリニック編
次に、美容皮膚科や皮膚科などで行われる治療法をいくつかご紹介します。保険適用外の治療も多いため、行う際はしっかり検討してくださいね。
飲み薬や塗り薬による治療
色素沈着の根本的な原因となっている炎症やかぶれが治っていない場合、まずは塗り薬や飲み薬での治療を行います。処方されるものによっては市販薬よりも成分が強いものも多いため、炎症がなかなか治らない人は一度相談してみると良いでしょう。
ケミカルピーリング
ケミカルピーリングを行うことで古い皮膚が剥がれ、肌のターンオーバーが促進されます。何度か繰り返し治療を行うことで、シミが薄くなるなどの効果を期待できますよ。
ただ、治療後は皮膚がとても敏感な状態になってしまうので、肌が弱い人は必ず担当医に相談してください。
レーザー治療
色素沈着部分にレーザーを照射することで、シミを改善することができます。レーザー治療を検討している方は、まず医療機関でカウンセリングを受けるのが大切。スケジュールをはじめ施術後の症状などを詳しく聞き、不安や疑問を解消してから治療を始めましょう。
色素沈着改善におすすめな市販美容液3選
では最後に、色素沈着改善におすすめな市販美容液を紹介していきます。今回は、ドラッグストアでも買えるような気軽なものをあつめました。
日頃のお手入れから色素沈着を改善
肌のくすみやシミはできる前に予防しておかないと、知らず知らずのうちにトーンが落ちていた…なんてことになりかねません。できてしまってから治すのも大切ですが、それ以前に日頃からのケアが重要になります。20代半ばを目安に、早め早めの対策を始めましょう!