頭皮の古い角質が剥がれ落ちることで発生するフケ。「頭が痒いしパラパラ落ちてくるのも気になる…」こんな頭皮トラブルにお悩みの女性は少なくありません。
そこで今回は、フケの改善方法を徹底解説。フケの種類を知った上で、それぞれに最適な対策を詳しくご紹介していきます。頭皮トラブルの予防にもなるので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
実は、フケには2つの種類がある!
実はフケには2つの種類があり、発生する原因も改善方法も大きく異なります。そのため、まずは自分のフケの種類を認識していないと、どんなにケアをしても頭皮環境が改善されないなんてことも…!
まずはこちらから、それぞれの特徴をみていきましょう。
脂性フケ
まず脂性フケは、色味が白だけでなく黄色っぽいものも含まれており、粘り気がありベトベトとしているのが特徴です。20代の方や脂性肌の方など、皮脂分泌が多い人に発生しやすい傾向があります。
特徴 | 黄色〜白色、毛穴を覆うくらいの大きさ、ベタベタしている |
なりやすい人 | 皮脂分泌が多い人、脂性肌の人、10代〜30代 |
なりやすい時期 | 高温多湿な時期、梅雨、夏 |
乾性フケ
水分がない乾性フケは、カサカサとして衣服に落ちやすく、粉っぽいという特徴があります。年齢を問わず乾燥肌の方や乾燥する冬の時期に発生しやすいフケの種類です。
乾性フケが発生する時=頭皮がとても敏感でバリア機能が低下している状態。少しの刺激でも痒みや炎症を引き起こしてしまう可能性があるので、早めのケアで対処しましょう。
特徴 | 白色、粉のような大きさ、カサカサしている |
なりやすい人 | 乾燥しやすい人、乾燥肌の人 |
なりやすい時期 | 乾燥しやすい時期、秋、冬 |
フケが発生してしまう3大原因
脂性フケが発生する最大の原因は、シャンプーのすすぎ残しです。頭皮に残されたシャンプーは毛穴汚れとなり、古い角質と合わさってベタベタとしたフケに…。元から皮脂分泌が多い方は特に、シャンプーのすすぎ残しに注意しましょう。
一方乾性フケの方は、シャンプーのしすぎが原因になっていることも。洗浄力の強いシャンプーを使っていたり過剰に髪を洗っていたりすると、かえって頭皮が乾燥して皮膚が剥がれてしまうんです。
これは乾性肌の方に多いのですが、ドライヤーのあてすぎもフケの主な原因のひとつ。先ほども解説したように、乾燥した頭皮はとても敏感な状態です。少しの刺激が痒みに繋がり、角質を剥がしてしまいます。
フケの種類に関わらず、共通する原因として挙げられるのが生活習慣とストレスです。体や心への負担が大きいと、ホルモンバランスが乱れて頭皮のターンオーバー機能も崩れてしまいます。するとフケが発生しやすくなってしまうのはもちろん、抜け毛のリスクも高まってしまうので注意が必要です。
脂性フケの最適な改善方法
シャンプーをする前に地肌を軽くほぐしておくことで、毛穴汚れが落ちやすくなります。ブラッシングなら髪の絡まりもほどけて一石二鳥。
忙しい時はブラシの先で地肌をトントンとマッサージするだけで良いので、ぜひお風呂前の習慣にしてみてください。
シャンプーは、毛穴詰まりや過剰に分泌された皮脂をさっぱり洗い流せるようとにかく丁寧に。指先で円を描くようにして、忘れがちな額付近〜頭頂部、襟足、後頭部もしっかりと洗いましょう。全てのパーツを3回ずつ洗うのを目安にすると、丁寧に汚れを落とすことができますよ。
乾性フケの最適な改善方法
乾性フケを改善するには、必要な皮脂まで洗い流さないよう意識するのがいちばん大切です。特にシャンプーの洗浄力が強すぎると肌の乾燥が加速してしまい、よりフケやかゆみが発生してしまいます。
地肌の乾燥が気になる方は、優しいアミノ酸系シャンプーや低刺激シャンプーを使うのがベター。洗浄力が弱いシャンプーは、アトピー肌さんや敏感肌さんにもおすすめです◎
頭皮の保湿は、乾性フケの改善に欠かせない習慣のひとつ。タオルドライした後に髪を掻き分け、髪のはえぎわや頭頂部に直接馴染ませましょう。仕上げに頭皮マッサージをしてあげるとより肌馴染みがUPします。
また、頭皮の保湿は脂性フケが気になる人にも効果的。頭皮の水分と油分のバランスが整うことで、皮脂分泌量も調整されますよ。
フケが発生する原因を突き止めよう
フケにお悩みの方は、まずはフケが発生する原因を突き止めることから始めましょう。その上で、早めに自分に最適な改善方法を取り入れるのが大切です。日々のちょっとした積み重ねが頭皮と毛髪の健康を守ることに繋がります。ぜひできることから始めてみてくださいね!