STEP10|これ知らなかった!今日から始める美髪のためのヘアケア

ヘアアレンジを成功させるコツは数あれど、結局のところ髪自体が美しくなければいくらアレンジをがんばってもしっくり決まらないんです。やっぱり大切なのは、ヘアケア。

逆から言えば、髪がきれいで健康的だったら多少はヘアアレンジがうまくいかなくても見栄えするものです。
今回は、「美髪を目指すにはどうしたらいいか」その方法を解説します♪

なにはともあれ基本はシャンプー

シャンプー選びが重要

美髪を目指すというと、ちょっと高価なトリートメント剤を使ってみたり、美容院でスペシャルケアをしてもらったりというふうに考えがちですよね。でも、美しい髪を手に入れるために最も効果的なのは、シャンプーをしっかりやることなんです。シャンプーは毎日使うものですから、自分に合った良質なものを使うべきです。


ノンシリコンならどれでもOK?

一時期、ノンシリコンシャンプーが人気になりどのメーカーからも販売されていましたよね。そのこともあってか「ノンシリコンならなんでもいい」かと考えている方も多いかもしれません。

しかし、シリコン自体はそんなに悪いものではなく、むしろリスクが高いのは「ラウレス硫酸Na」とか「ラウレス硫酸TEA」、「ラウリル硫酸Na」などなのです。

「ラウレス硫酸Na」「ラウレス硫酸TEA」「ラウリル硫酸Na」とは?
これらは、石油系界面活性剤と呼ばれるものです。強力な洗浄力をもっているので髪がきしみやすくなるというデメリットがあります。この成分が入っていないものを選ぶようにするといいでしょう。
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正しいシャンプーの方法は?

たとえ良いシャンプーを選べても正しく使えていなければ台無しです。正しいシャンプーの仕方をおさらいしておきましょう。

これが意外と大事。予洗いをしっかり行うこと!

シャンプーをつける前に全体をお湯で濡らす(予洗いする)と思いますが、ここでしっかりと汚れを落としておくのが大切です。最初の予洗いで汚れの7〜8割を落としてしまうのが理想。シャワーの温度は38〜40度くらいのぬるめに設定し、丁寧に洗ってください。

洗い方は、指の腹で髪をかき分けるようにして頭皮を優しくマッサージするようなイメージで。予洗いが終わったら、髪の水気をしっかり切っておきます。こうすることで、シャンプーの泡立ちがぐんとよくなります。


シャンプーは泡立ててから使う

次にシャンプーをつけていきますが、シャンプーは原液のままで髪につけてはいけません。髪につける前にしっかり泡立てて置くことがポイントです。

シャンプーの正しい分量もおさえておきましょう。シャンプーは多すぎても少なすぎても頭皮によくありません。適量が一番です。

ポンプ式シャンプーの場合
  • ロングヘア:2プッシュ
  • セミロング以下:1プッシュ

シャンプーを手のひらに出したら、ゆるま湯か水で濡らし、空気を含ませるような気持ちで丹念に泡立てます。それから一か所に偏らないよう注意して、髪全体にまんべんなく行き渡るようにつけていきます。


指の腹を使って洗う

シャンプーの泡で髪全体を包んだら、優しく洗っていきます。ポイントは、指の腹でシャンプーの泡をもみ込むようにして洗うこと。
そして洗う順番もこちらを参考に意識してみましょう。

生え際
つむじ
後頭部
えりあし

すすぎも重要!

最後に、すすぎ洗いをします。ここでは、シャンプーの余分な成分が髪や頭皮に残らないよう気をつけないといけません。慎重にしっかりすすいでおくようにしましょう。


トリートメントのつけ方

シャンプー後のトリートメントは、頭皮側ではなく髪の毛先だけにつけます。そしてやはりすすぎはしっかりと。

軽視されがちな乾かし方こそが鍵

シャンプーは丁寧にやっているのに、乾かし方は適当に済ませているとか、自然乾燥にしているという方も多いかもしれません。そんな方は、ぜひドライヤーを正しく使って乾かしてみてください。
毛髪は、水に濡れた状態から、熱で乾かし、冷えるまでの過程で形が決まります。正しく乾かすことが美髪への近道です。

タオルドライ

ドライヤーを使う前に、まずはしっかりタオルドライしましょう。タオルで、濡れた髪の毛を優しくはさみ、ポンポンと毛先の水分を取っていきます。
頭皮の水分はタオルでゴシゴシこすらずに、軽くおさえるようにして吸収します。


ドライヤーをかける

ドライヤーをかける順番は髪の毛が短いところからやるのがセオリー。
まずは、前髪からドライヤーをかけていきます。とくに分け目がつきやすい人の場合は、根元から分け目を消すようにふわっとボリュームが出るように乾かして。前髪の次は顔まわり、そのあと全体の根元を乾かしたら、最後に毛先です。

ワンポイントアドバイス
髪が半乾きになったところで、指で髪をくるくるねじりながらドライヤーの風をあてます。ねじりをほどいて温風と冷風を交互にあてると、ナチュラルな内巻きスタイルに仕上がります。仕上げにブラシなどで内巻きに梳かしてくださいね。

その他の美髪を生むテクニック

ブラッシング

ブラシで髪を梳かすこと。簡単なことですが、これがヘアケアのカナメとも言えます。ブラッシングは毛流れを整えるだけと思われがちですが、実は、髪についている見えない汚れやホコリを落としたり、頭皮に適度な刺激を与えたりしています。新しい髪が生まれる毛髪サイクルを整える効果が期待できるというわけです。

夜のシャンプー前と髪を乾かしたあと、そして朝のセット前、この3回のタイミングでブラッシングを心がけたいところです。力を入れすぎないように気をつけてください。ブラシ自体のお手入れも定期的に行いましょう。


スタイリング剤

髪には必ずスタイリング剤をつけると決めておきましょう。
スタイリング剤とひとくちに言ってもいろいろですが、中でもシアバター系のワックスが万能です。ブラッシングをしたらスタイリング剤をつけるのが下準備としてマストです。

スタイリング剤は、手のひらになじませてから髪全体にもみ込むようにします。ワックスは、自分の髪質に合ったものを選んでください。

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ヘアスタイルの決め手は美髪

髪が本来の美しさを保っているかいないかで、ヘアアレンジの仕上がりに大きな差がつきます。おしゃれなヘアスタイルにしたいなら、まずは美髪を目指しましょう。難しいことは何ひとつありません。ちょっとしたひと手間で大きく変わりますので、ぜひ試してみてくださいね♡